2017年 05月 13日
シングリッシュ
一番の要因は、『英語がなんとかなりそうだ』という安心感だった。
それは、日本である程度英語を頑張ってから来たからというよりも、シンガポールの人たちとコミュニケーションをとってみて感じたのは、
“どんな英語を話しても通じそうだ”
というコトだった。
シンガポールの人たちが話す独特の英語、通称「シングリッシュ(Singlish)」は、文法などが結構ガチャガチャで、自分の方がちゃんとした英語を話している気になってしまったことが大きい。
実際、下記のような会話が日常的に成立してしまう。
語尾に「ラー(lah)」をよくつけるのも特徴だ。
<店先での交渉シーン>
Aさん:キャナイハブディス?(Can I have this?/これちょうだい?)
Bさん:キャノッラー(Cannot lah/ダメだよ)
Aさん:キャンラー(Can lah/いいでしょ~)
Bさん:ノーラー(No lah/ダメー)
Aさん:キャン!キャン!(Can! Can!/いいでしょ!いいでしょ!)
Bさん:オッケーラー!(OK lah!/しょうがないなー、いいよ!)
Aさん:サンキューラー!!(Thank you lah!/ありがとねー!!)
これで交渉成立。
ちなみに、静岡県東部で生まれ育ったワタシにとって、このシングリッシュ「ラー」は意外と違和感がなかった。
<サッカー部にて>
A:「今日、部活行くらー?(行くよな)」
B:「今日、休みだらー(休みだよ)」
A:「土曜は試合あるら?(あるよな)」
B:「そうだら(そうだろ)」
そう「ラー族」仲間だったのだ(笑)
もしかしたら、シンガポールは大昔に伊豆の先端から離れてできた島国かもしれない!(デタラメです)
ただし、シングリッシュがしっかりした英語とは違うとは言え、フードコートのおばちゃんから、レストランの店員まで、公用語としての英語を話していることは間違いのない事実であり、あくまで日常生活は「英語」でのコミュニケーションが中心となる。
こういった、「英語ストレスフリーながらも英語を使う生活環境」という、海外生活ビギナーの日本人にとって非常に最適なところがシンガポールだった。