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「グラハム・ノートン・ショー」を楽しむ

リスニング力が不足している私に、先生から観ることを薦められたのが、トークショー番組の「グラハム・ノートン・ショー(The Graham Norton Show)」だった。

そう、この司会者の男性であるグラハム・ノートンは、私が人生で初めて最後まで読みきった洋書「Holding」の著者であり、英語の先生からは、”世界で最も優れたインタビューアー”の一人だと聞かされていた人物だ。

トークショーの司会として素晴らしい方々はもちろん沢山いる。
個人的にすぐに頭に浮かぶのは、「The Ellen Show」のエレン・デジェネレス、日本では、「サワコの朝」の阿川佐和子さん、そしてなんと言っても「徹子の部屋」の黒柳徹子さんだ。

実際、「グラハム・ノートン・ショー」をテレビで観てみて、まず、トークショーとして何が決定的に違うかというと、このトークショーでは、ゲストが毎回3人とか4人同時に出てくるのだ(上記の方々のトークショーは基本的に司会とゲストの1対1)。そしてスゴイのが、そのゲストの豪華さ!毎回、世界の映画俳優をはじめ、その他の分野でも成功している著名人ばかりが登場してくるのだ。『ああ!このヒトって、こういうところに出てきて話すんだ!?』と驚くことしばしば。
そして、こういった世界的なスターたち(当然キャラも強い)3~4人の話を巧くさばく手腕こそが、”世界トップのインタビューアー”と言わしめる理由であると理解出来る。
ホントにスゴイ人たちばかり出演するので、何故なのだろうか?と疑問に思って先生に訊いてみたら、先生曰く、

『このトークショーに出られることがステイタス。だから、むしろ、みんな出たがる。』

とのこと。妙に納得してしまった。
いずれにしても、そういったトークショーなのである。

興味のある方は、ちょうど私が観た幾つかの回が短くまとめられているダイジェスト版(YouTubeより)を下記に添付したので、ぜひ観てみて下さい。

でも、ちょっとその前に。
正直に白状します。
私は、何回かこのトークショーを観ているけれど、その度に、

『話してること、ぜっんぜん分かんねー!!』

と叫びながら観ています。結構、苦痛です(涙)
なかなか会場の人たちと一緒に笑えません。
(もし、全部一緒のタイミングで笑える方がいたら、本当にスバラシイ。)

で、そんなワタシが、このトークショーをどうやって楽しんでいるかというと。

楽しみポイント・その1
ゲストとして出てくる著名人は、その時期に注目すべき人たちなので、世界的に話題になっている(流行っている)映画やトピックスが何かを知ることができる。

楽しみポイント・その2
トークだけでなく、毎回必ず「歌」のパフォーマンスゲストも別にいて、またこのアーティストもスゴイので、エンターテインメントシーンの「今」が押さえられる。このパートが一番好き。

という楽しみ方をしている。

”英語と関係ないじゃん!”と、マジメな方から突っ込みが入りそうだけど、私はそれでもいいと思っている。

「楽しみながら英語に触れる機会を増やす」というのが、一番大事だと思っているから。

とは言え、英語のリスニング力向上の為に、先生から観る上でのアドバイスももらっているので、少しはテーマを持ってもいる。
以下は参考まで。

1.字幕は出さない
テレビでは英語の字幕が下に出せる機能があり、それを読んでいた方がまだ理解ができるので、強い誘惑にかられるが必死で我慢して出さないで観るようにしている。これは、”字幕を目で追うと、リスニング力は鍛えられない。”とのアドバイスから。

2.同じインタビュー番組を観る
何度も観ていると、少なくとも、毎回同じ人物、つまり司会者のグラハム・ノートンが話す英語には不思議と慣れてくるので、彼のコメントは結構聞き取れるようになってくる。まずはそこを突破口にしようと思っている。
だから、「エレンショー」の方が好きな人は、それでも全く同じアプローチができるということ。

3.色々なタイプの英語が聞ける
ゲストで出てくる人たちは、ほんとに様々で、話し方も、そして発音だって色々。
そうなると聞き取りはかなり大変だけど、だからこそ、そういった色々なタイプの英語に触れる機会にもなる。その中から、”自分が勉強した単語やフレーズを拾いなさい”と言われている。

そしてこれらに加えて、いまにこのトークショーのゲスト席に座っても大丈夫なくらいの「英語力」と、そのようなゲストの人たちとコミュニケーションが取れるくらいの「人間力」を持てるようになりたいという憧れを抱きながら観ている。


<グラハム・ノートン・ショー(ダイジェスト):8分42秒 YouTubeより>
https://www.youtube.com/watch?v=W637sjj8Nfg&t=13s

※ちなみに、このトークショーの通常版は、番組オリジナルサイトやYouTubeでも視聴できるので、日本にいても楽しめます。



by lateblooming | 2018-11-11 12:00 | シドニーで新たな学び | Comments(0)