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恐怖の泡泡カップ

外資系企業には、色々な文化的背景を持った人が集まる。
当然ながら、色々な文化の中には、なかなか日本人には馴染みのない文化もある。

私にとって、その一つが、”泡泡カップ”である。

ある日、職場の集まりで、ある女性が職場の別の女性の行動について話していた。
別の女性とは、社内のある部門のアシスタントをしている〇〇さんのことだった。

『〇〇は、共有スペースのシンクで食器を洗った後、すっごい泡だらけのまま水切りに置くからビックリして慌てて自分のカップを避難させたわよー!』

と。

そこで、以前、シドニーに住んでいた時に、奥さんから聞いたことを思い出した。

『オーストラリア人の多くは、食器を洗った後すすがない。』

と。

「洗った食器の泡をすすがない」のは、どうやら主にイギリス系の文化(習慣)のようであるが、オーストラリアは万年「水不足」という背景とも合致している文化なのかもしれないなと思った。
とはいえ、頭では分かっても、『そんなのイヤだな~』と強く感じたことを思い出す。
幸いにも、トータル7年半のシドニー生活の中では、実際にそういった場面に遭遇することはなかった。

しかし、なんと、この日本でまさか「泡だらけの食器」の恐怖が身近に迫っているとは思いもよらなかった。

そうだ。確かに〇〇さんは、イギリスに住んでいた時期があるようで、彼氏もイギリス人だった!

そして、更に思い出した。
この話を聞く数日前に、彼女がアシスタントをしている部門のメンバー数人分の「マグカップ」を持って、共有の食器洗い場に向かう姿を見て、『彼らの分もわざわざ洗ってあげてるんだ~?!』と何気なく声を掛けたことを。

ということは、彼らのカップは、すべて”泡泡カップ”ということではないか!!
彼らは、日々、”レモンライムの香り”漂うコーヒーを飲んでいるということになるが、変な味がするとは思わないのだろうか?!
いや、もしかしたら、彼らはコーヒーではなく紅茶を飲んでいるとしたら、むしろ”特製レモンライムティー”を飲んでいると思っていて、『〇〇の淹れた紅茶は旨いなー』などと言っているかもしれない!!
などという想像がワタシの頭の中をぐるぐると駆け巡った。

いずれにせよ、この件をきっかけに、自分のカップは共有の水切り場に置きっぱなしにしないこと、そして、この先イギリス文化圏に長くいた女性にカップを洗ってもらうことは出来るだけ避けようと心に決めたのであった。

外資系企業の職場は、色々な文化に触れる「楽しみ」と「スリル」に溢れている!


by lateblooming | 2019-11-02 16:19 | 日本で新たなチャレンジ | Comments(0)