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コアラな娘のリモートワーク

シドニーから日本に戻った娘が、社会人として働き始めてから無事に3ヶ月が経った。

まず何より、新型コロナウィルス感染症の世界的な流行により、就職活動のみならず企業の雇用全体が影響を受けている中で、「仕事がある」ということ自体が本当に幸せなことであり、(私自身にも言えることであるが)『感謝の気持ち』を忘れてはいけないと娘にも事あるごとに話している。

そのような今までに誰も経験したこともないような現在の状況では、やむを得ないことではあるが、新入社員として働くには「タフな環境」だなと思う。
その最たるものが、「リモートワーク」であろう。
娘の場合、入社してからずっと「リモートワーク(在宅勤務)」であるということ。
つまり、入社から3ヶ月間一度も出社していないということなので、オフィス(職場)を見たことがない上に、上司や同期の仲間ともまだ一度も直接会ったことがないということになる。
私自身もリモートワークをやってみて『まあ意外となんとかなるもんだ』とは思ったものの、それはリモートで会議をする人たちは全員が「既に直接会ったことのある人たち」だったことが大きいと考えている。
それが、娘のように社会人になって右も左も分からない中で、初対面の人たちと(自宅に郵送されてきた)ノートパソコンの画面を通してだけでコミュニケーションを取りながら仕事をしていかなければいけない状況は、新入社員にとっても「新入社員教育」をする側(上司)にとっても、なかなかハードルが高いと言えるのではないだろうか。

ちなみに、娘が入社した会社はシドニーに本社を置くオーストラリア企業の日本支社であるが、緊急事態宣言後には多くの企業がリモートを解除して出勤が増えている中でも「完全リモートワーク」を徹底的に続けていて、従業員の安全やリスクに対する考えがしっかりした良い会社だなと感じる。

いずれにせよ、相変わらず慌てた様子もなくコアラのようにマイペースな娘の姿を見ていると、まあ”なんとかなっている”ということなのだろう。

それでも、せっかく、共にリモートワークで一緒に家にいることが多いので、この期間に社会人の先輩として、外資系企業だろうと日本企業だろうと、新入社員として覚えていて欲しい大事なことを2つ娘に伝えた。

1.”ホウレンソウ”
”昭和のサラリーマン”であれば知らないヒトはいないであろう、

ホウ:報告
レン:連絡
ソウ:相談


である!!

バカにするなかれ。”ホウレンソウ”は、本当に仕事をする上で大事なことだと今でも思う。
多分、外資系企業では絶対に教えていないような気がするので、教える価値はあると信じている!(日本企業の新入社員は、今でも教わってるのかな~?!)

2.絶対に嘘をつかない。間違ったら謝る。
『そんなの当たり前でしょ!』と言うかもしれないが、ところがどっこい!
私の経験からすると、残念ながらこれが出来ない”まずは言い訳から入って決して自分のミスを認めない”(20代くらいの)若い社会人は結構いると言わざるを得ない。
正直どうしてなのかは分からない。以前はよく、『日本人はすぐに「スイマセン』と言い過ぎる』とか『外国人は簡単には(いや絶対に)「Sorry」とは言わない。』とかいう話を耳にしたものだ。
もしかしたら、今の日本の教育方針は『簡単に謝ってはいけない!』とかになっているのだろうか?! 欧米か!!(by タカアンドトシ)

確かにカンタンなことではないのかもしれない。自分がしたミスを認めて、誤魔化そうとせずに謝るには、『勇気』がいるから。
ただ、これは社会人としてだけではなく、人として大事なことだと思うので、この『勇気』だけは娘にも身につけて欲しい。


この先も娘のリモートワークはしばらく続くと思われるが、その後オフィスに行けるようになって、職場の人たちと直接会って仕事をするようになったときに何を感じるかはとても興味深い。ぜひ聞いてみたい。


色々書いたが、まあ結局のところ、このリモートワーク期間中に私がした話がどこまで娘の頭に残っているかはヒジョーに怪しいところだ(苦笑)
実は彼女にとっては、この期間中に一番有益だったのは、母親の夕食作りの手伝いを通して「母の味」を身につけていることなのかもしれないなと密かに思っている。



by lateblooming | 2020-08-01 17:11 | 日本で新たなチャレンジ | Comments(0)