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内向型の自分を知って認める

あなたは自分の性格について、外向型か内向型のどちらだと思っているだろうか?!

例えば、以下の項目で当てはまるものはあるだろうか?

  • これまで学校や職場で『〇〇さんっておとなしいよね。もっと強く(積極的に)なった方がいいよ。』と言われたことがある。
  • ストレスで疲れたときは、皆でパーッと騒ぐよりも、家で一人で静かに好きなことをして過ごしたい。
  • 人に何かを伝えるとき、話して伝えるよりも、書いて伝える方が好き。
  • 人から急に何かを質問されたり頼まれたりすると上手く返答出来ないことが多い。
  • 自分を大きく見せようとしてハッタリを言うのは好きじゃない。

これらに大体該当するような人は、おそらく内向型であろう。

ちなみに、英語では、これまであまり聞いたことはなかったが、内向型の人をintrovert、それに対して外向型の人をextrovertというようだ。

実は、私はこれまでずっと自分はどちらかと言えば外向型だと思っていた。
もしかしたら、一般的に広く考えられていた概念として、仕事や社会で成功するのは、多くの人に囲まれて人前でも堂々と自分の意見を言えるような外向型の人間であり、人前で話したり多くの人とワイワイやることが苦手な内向型の人間は”何か変えなければいけない”という意識がどこかにあり、外向型になろうとしていただけかもしれない。
言うまでもないが、どちらが優れているとかいないとかいう事は全くないのに。

ただ、ここ最近は、『自分はもしかしたら結構内向型なのかな?』と考えることが多くなっていた。
特にそう考えるきっかけとなったのが、私が日本の拠点で一人だけになり1年くらい経った頃にある仕事関係の人たちとの会食時に言われた、ある一言だった。

『ずっと一人で仕事していて寂しいですよね?』

そう言われて、ハッと気づいた。意外にも、寂しいと感じた瞬間はなかったなと。
確かに、最大20名以上と一緒に働いていた100坪の大きなオフィスに毎日一人だけポツンと座って仕事をしていたので傍から見たら、かなり哀愁が漂っていたかもしれない(笑)
もしかしたら、忙しく必死だったから、寂しいと感じる暇もなかったからかもしれない。

ただ、結論から言えば、私は一人でいることがそれ程苦にならない「内向型」の性格を持っていたから寂しく感じなかったのではないかと考えるようになった。

そういう確信に至ったのは、夏休み中に何か一冊本を読みたいなと書店に入った時に出会った本のおかげである。
その本は、台湾人女性のジル・チャン(Jill Chang)氏の『静かな人の戦略書』という本で、内向型を自認する著者自身がどのようにその特徴と向き合い活かしながら特に仕事の面で活躍することが出来ているかについて丁寧に書かれており、とても前向きなパワーをもらえた素晴らしい内容であった。

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私がこの本から受け取った一番のメッセージは、

“まずは内向型の自分を認めてあげて、その内向型の特徴や強みを活かすことを頑張る。”

ということである。

この本には、その人が外向型か内向型か判定できる35項目のチェックリストがあるので、自分の性格がどっち寄りなのかを知ることが出来る。

ちなみに、私のチェックリストの結果は、なんと、外向型と内向型がちょうど半分づつであった!
つまり、両方の性格を持ち合わせているということになる。
自分としては、『やっぱり、思っていた以上に内向型の性格もあったんだ!』という気付きがあって面白かった。

ぜひ、自分の性格に興味のある方はやってみて欲しいし、身近な人や気になる人にやってみてもらっても面白い。今まで気づいていなかった意外な発見があるかもしれない。
実際に私も、自分がやった後に妻にもやってみてもらって、”なるほどね~”という一面を知ることが出来てとても興味深かった。

尚、このブログ記事の冒頭の5つの項目は、実は全て私自身に該当することを並べてあるのだが、これが全て内向型の人の特徴であることを、この本を読んで知ることが出来たのである!

この本のおかげで、改めて、まずは”自分を知り、その自分を認める”ことが大切であることを久しぶりに思い出させられた。

ただやはり、一番の醍醐味は、自分を知った後は、自分の(ここでは内向型の)強みを活かして”なりたい自分”を目指すことではないだろうか?!

ということで、次のブログでは内向型の強みを活かすことについてもう少し書いてみようと思う。珍しく同じテーマで2連載の予定です(笑)


by lateblooming | 2023-09-02 16:48 | 日本でワンオペ | Comments(0)